進む(susumu) proceeding आगे बढ़ रहे हैं
対策(taisaku) counterplan उपाय रणनीति
工夫(kufuu) good idea युक्तिअच्छा विचार
海の上にある(umi no ue ni aru) up on the sea समुद्र पर है
課題 (kadai) problem समस्या
沈み続ける(shizumi tsuzukeru) continue to sink लगातार डूबना
行う(okonau) do करने के लिए
埋め立て地(umetatechi) filled ground लैंडफिल साइट
ここも(koko mo) here also यहाँ भी
昔は(mukashi wa) in the past अतीत में
海だった(umi datta) was sea समुद्र था
現在も(genzai mo) at present also वर्तमान में भी
1年あたり(ichi nen atari) per year प्रति वर्ष
30センチほど(san juu senchi hodo) about 30 cm लगभग 30 सेंटीमीटर
地盤沈下(jiban chinka) land sinking जमीन डूबना
進行している(shinkou shiteiru) proceeding कार्य प्रगति पर है
1兆5000億円(icchou go sen oku Yen) 1.5 ट्रिलियन येन
大阪湾(oosaka wan) Osaka bay ओसाका की खाड़ी
埋めたててできた(umetatetedekita) constructed by being filled भरकर बनाया गया है
ゆえに(yue ni) therefore इसलिए
直後から(chokugo kara) soon after तुरंत बाद से
建物(tatemono) building इमारत
土の重みで(tsuchi no omomi de) by weight of mud मिट्टी के वजन से
平均3~4メートル(heikin san yon meetoru) average 3 to 4 metre औसत 3 से 4 मीटर
地面(jimen) ground जमीन
下がってきていた(sagattekiteita) became lower नीचे उतर रहा था
高さ3メートル(takasa 3 meetoru) height 3 metre ऊंचाई 3 मीटर
白い(shiroi) white सफेद
コンクリート(konkuriito) concrete कंक्रीट
今回(konkai) this time इस बार
工事で(kouji de) by construction निर्माण द्वारा
かさ上げした (kasa age shita) made it higher इसे उच्च बना दिया
防ぎきれなくなったため(fusegi kirenakunatta tame) because it couldn't be protected enough क्योंकि यह पर्याप्त संरक्षित नहीं किया जा सका
3メートル分(san meetoru bun) 3 metre 3 मीटर
新たに(aratani) newly नये सिरे से
設置しました(secchi shimashita) set इसे स्थापित किया
関空島(kankuu jima) kankuu island कंसई द्वीप
周囲24キロ(shyuui 24 kiro) surrounding 24 Km 24 km के आसपास
取り囲む(torikakomu) surround चारों ओर से घेरना
随時(zuiji) anytime किसी भी समय
ターミナルなどの (taaminaru nado no) terminal etc. टर्मिनल आदि
影響(eikyou) influence प्रभाव
設計(sekkei) design डिज़ाइन
当初から(tousho kara) from the starting शुरुआत से
織り込み済みだった(orikomizumi datta) as expected जैसा सोचा था
建物の構造にも(tatemono no kouzou nimo) to the structure of the building इमारत की संरचना में भी
ひと工夫(hito kufuu) one good idea एक सुझाव
側壁(soku heki) side wall साइड दीवार
1枚板でなく(ichi mai ita denaku) not single board एक बोर्ड नहीं
菓子箱(kashi bako) snack box स्नैक बॉक्स
のように (noyouni) as जैसा
一部(ichi bu) one part एक हिस्सा
2重に(nijuu ni) twice दोगुना
ずれる(zureru) extort तिरछा होना
対応ができる(taiou ga dekiru) can respond अनुरूप हो सकता है
仕組みに(shikumi ni ) in the system प्रणाली में/क्रम में
柱も同様(hashira mo douyou ni) pillars are also same as खंभे भी इसी तरह के
1本1本(ippon ippon) one by one एक एक करके
沈み込んだ分だけ(shizumi konda bun dake) just the parts that sunk बस वो हिस्सा जो डूब गया
ジャッキアップ(jakki appu) jackup जैक अप
鉄板を差し込むことで(teppan o sashikomu kotode) by inserting iron plates लोहा का प्लेट डालने से
健全な形(kenzen na katachi) perfect shape एक निष्कलंक/उत्तम आकार
保つことができる(tamotsu kotoga dekiru) can keep रख सकते हैं
約900本の柱には(yaku kyuu hyaku hon(kyuu hyappon) no hashira niwa) on about 900 pieces of pillars लगभग 900 खंभे पर
3年に1回(san nen ni ikkai) once in 3 years 3 साल में एक बार
沈下(chinka) sinking घटाव
ひずみ(hizumi) distortion तनाव
差し込まれた(sashikomareta) inserted डाला गया
鉄板(teppan) iron plates लोहा की प्लेटें
年輪のように(nenrin no youni) like annual rings एक वार्षिक अंगूठी की तरह
重なり(kasanari) overlap ओवरलैप
歳月(saigetsu) years साल और साल/वर्षों
感じさせます(kanji sasemasu) make someone feel किसी को महसूस करवाना
ふだん(fudan) usually आमतौर पर
人目につかない(hitome ni tsukanai) unnoticed किसी का ध्यान नहीं/अगोचर
地道な(jimichi na) honest सच्चा
作業(sagyou) work काम
海に(umi ni) on the sea समुद्र में
浮かぶ(ukabu) float तैरना/बहना
空港を守り(kuukou o mamori) protecting airport हवाई अड्डे की रक्षा करकर
支え続けて来た(sasae tsuzukete kita) continued to support समर्थन जारी रखा
航空機(koukuuki) airplane विमान
離着陸(richakuriku) taking off and landing उतार लेना/उड़ना और लैंडिंग करना
かげで(kage de) behind पीछे
いろいろ(iroiro) various विभिन्न
飛べている(tobeteiru) can fly उड़ सकते हैं/ उड़ रहा है
誇り(hokori) pride अभिमान
仕事をしています(shigoto o shiteimasu) i am working/...is working मैं काम कर रहा हूँ/...काम कर रहा है
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8月、夏休みのまっただ中、海外旅行の計画をしている人もいるのではないでしょうか。空の玄関口「関西空港」。その裏側には、スムーズな飛行機の運航と安全を支える人たちがいました。
過去最高の利用者を見込む関西空港
1日に約7万人が利用する関西空港。夏季期間中の国際線の利用者(8月10日~19日)は去年より1日平均2%増え、4年連続過去最高となる見込みです。
「ソウルに行きます。3泊4日で。ロッテワールドに行ってきます」(女性旅行者)
「台湾です。おいしいものをたくさん食べたいです」(家族連れ)
その旅を支えているのは…昼夜、空港の裏側で働くプロたち。空の安全をサポートする現場とは?
開港以来“ロストバゲージ”がゼロ
到着したばかりの飛行機。停止するや、次々とコンテナが運び出されます。中に入っているのは重さ20キロ以上あるスーツケースの山。これを手作業で降ろすのは、この道16年の石井純さん(41)です。
「(Q.手作業で?)手作業です。大変です」(関西エアカーゴセンター 石井純さん)
数百人規模の航空機でも1便あたりわずか5分ほどで作業を終えます。客を待たせないスピード感、その中に関空ならでは細やかなサービスがあるといいます。
「ハンドルの向きをお客様がすぐ取れるように手前に、そろえています」(石井さん)
関空で1日に取り扱う手荷物は3万5000個にのぼりますが、開港以来、“ロストバゲージ”、つまり荷物の紛失が1つもありません。こうしたサービスが評価され、イギリスの航空調査会社の荷物取り扱い部門では4年連続世界1位です。
「自宅に帰るまでは気持ちよく、旅行が終わりましたという気分になってほしい」(石井さん)
“バードストライク”をなくすために…
「パーン」。飛行機が飛び交う滑走路の脇で散弾銃を手にパトロール。
「空砲で(鳥に)こっちに来たら危ない、危険を知らせる感じ」(大阪府猟友会 澤井賢治さん・69)
澤井さんは空の安全を脅かす鳥を追い払っているといいます。鳥の衝突が原因で、コックピットの窓が粉々になったり、機体に大きく穴が開く、いわゆる“バードストライク”。衝撃はすさまじく、小鳥サイズでも約5トン、ワシなど大型の鳥で14トンもの力がかかるといい、最悪の場合、飛行機が落下する恐れもあるのです。去年、関空では22回、鳥との接触が起きていますが、澤井さんらの取り組みが功を奏し、大事故に至っていません。
「盆もなければ正月もない。本当に目立たないけれど、少しでも飛行機と人の安全を考えると大きな役を担っていると思う」(澤井さん)
関空だけにある黄色い消防車
空の安全を守っている場所は他にも。関空内にある空港消防で隊員29人を率いているのが隊長の吉村和彦さん(51)です。飛行機の機内を模した訓練施設を設け、救出活動など日々、緊急事態に備えています。日本でここだけにあるという消防車も。
Q赤色じゃないんですか?
「赤じゃないです。24時間空港なので深夜の滑走路に行くと真っ暗になる。視認性をよくするため黄色い消防車を採用しています」(関西国際空港セキュリティ 吉村和彦さん)
特殊なのは色だけではありません。炎上しながら走る飛行機への消火を想定し、走りながらの放水が可能。1分間に6000リットルを放水できるといいますが、今のところ、幸い大きな出番はないそうです。
沈下進む関西空港 その対策の工夫とは
最後は、海の上にある関空ならではの課題「沈下」。関西エアポートの古城鉄也さん(28)は、沈み続ける関空の沈下対策を行うプロです。
「関空はすべて埋め立て地の上になりますので、ここも昔は海だったということになります。現在も1年あたり30センチほど地盤沈下が進行している」(関西エアポート 古城鉄也さん)
24年前、1兆5000億円をかけ大阪湾を埋めたててできた関西空港。しかし、埋め立てゆえに開港の直後から建物や土の重みで地盤沈下が起き、平均3~4メートル沈み込んでいるといいます。
「島の地盤沈下で地面が下がってきていたので、高さ3メートルの白いコンクリートを今回の工事でかさ上げした」(古城さん)
沈み込んで高潮などを防ぎきれなくなったため、3メートル分を新たに設置しました。関空島の周囲24キロをかさ上げしたコンクリートで取り囲む工事を随時行っています。
でも、そんなに沈んでターミナルなどの建物に影響はないのでしょうか?それは、設計当初から織り込み済みだったということで、建物の構造にもひと工夫がありました。建物は側壁が1枚板でなく菓子箱のように一部が2重になっていて、地面が沈んでもずれることで対応ができる仕組みになっています。柱も同様、1本1本沈み込んだ分だけジャッキアップし、鉄板を差し込むことで健全な形を保つことができるのです。ターミナルの約900本の柱には3年に1回、沈下のひずみに差し込まれた鉄板が年輪のように重なり歳月を感じさせます。ふだん人目につかないプロたちの地道な作業が海に浮かぶ空港を守り、支え続けて来たのです。
「当たり前に航空機が離着陸しているわけではないというか、かげでいろいろ工夫をしているから飛行機が飛べているんだなという誇りを感じながら仕事をしています」(古城さん)